FAQ 地価が下がっているのに、毎年固定資産税が上がっているのはなぜですか。

本来は「評価額」と「課税標準額」は同額となり、「課税標準額」に「税率」をかけて税額を算出します（この文中では「本来の税額」と表記します）。

平成６年度に全国的な評価の統一（地価公示価格等の７割をめど）が行われ、「評価額」が大幅に上昇しました。

その際、納税者の急激な負担増を避けるため「課税標準額」を時間をかけて少しずつ引き上げ、「本来の税額」にしていくという制度になりました。

具体的には、評価額に対する税負担の割合が大きい土地は税額を引き下げたり、据え置いたりする一方、税負担の割合が小さい土地は税額を引き上げ、公平にしていくしくみになっています。

そのため、税額が上がっているのは税負担の割合が小さい土地に限られています。

このように、現在は税負担の公平を図るために、そのばらつきを是正する過程にあることから、評価は下がっているのに税額は上がるという場合があります。